こんにちは!電子決済.comです。
キャッシュレス決済がかなり進んでいる日本ですが、まだまだ現金払いしているものってありますよね!
なかなかキャッシュレス払い出来ない業種で「病院」や「薬局」は今後、どうなっていくのでしょうか?「マイナポイント」対応も含め調べてみることにします。
病院でキャッシュレス決済対応にならない理由
クレディ・セゾンのブログでこのような記事が掲載されています。↓ ↓ ↓
病院におけるキャッシュレス導入率はクレジットカードが49.0%、電子マネーは2.2%となっており、より規模が小さいクリニックに限定するとクレジットカードは16.5%、電子マネーは1.9%となっています(2019年3月時点)。
参考:厚生労働省「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査 結果報告書」キャッシュレス決済を導入しない理由
事業者側の意見として、キャッシュレス決済を導入しない理由には次のようなものが挙げられます。・顧客からの要望がない
・手数料が高い
・導入のメリットが不明
・入金サイクルが遅いのが困る
普通のお店や飲食店などと違って病院の診察代は点数制(レセプト)になっていますね。
出典:教えてお医者さんHPから引用
なので、レセプトコンピューター(レセコン)に対応したPOSレジが必要になるようです。調べてみると何社かレセコン対応しているレジがありました。
出典:Clinic POS HPより
出典:POSCO HPより
出典:寺岡精工HPより
※薬局で使われるPOSレジの比較表↓ ↓ ↓
※NSIPSとは、調剤システム処方IF共有仕様
(NewStandard Interface of Pharmacy-system Specifications: NSIPS®(エヌシップス))は、2005年(平成17年)に福岡県薬剤師会が策定した、レセプトコンピューターや調剤鑑査システム、錠剤・散薬自動分包機等の調剤システムを連動させるための共有仕様です。
※セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)は、医療費控除の特例として、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行う個人が、平成29年1月1日以降に、スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。➡厚生労働省HP
スマレジやユビレジなど一般的なタブレットPOSレジでは上記仕様に対応されていないので、特別なPOSレジを使うことになるのですね!
古いPOSレジでは、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済に対応していないものもあり、ポイントをつけてはいけないなど制約が多くありそうです。
日本医師会会員向けキャッシュレスサービス
それなりに調剤薬局では、POSレジ化が進んでいくような気がしますが「病院」においてはどうなんでしょうか?
調べてみると日本医師会の会員数調査の結果(令和2年12月1日現在)173,328人という会員向けにお得なキャッシュレスサービスがあるようです。➡日本医師会ORCA管理機構HP
決済手数料は↓ ↓ ↓
VISA、Masterカードで手数料1.5%はかなり安いですね!
入金サイクルはそれ程早くはないようです。
サービス開始は申込みを頂いてから標準で2〜3か月ほどで、サービス開始となります。
使う端末は、NTTデータのCAFIS Arch(Saturn 1000 E)のようでした。
POSレジがこの端末と連動し、自動釣銭機にも連動しているとかなり良さそうですね!
一般的なキャッシュレス決済で人気があるSquareの決済手数料は、VISA、MAsterカードで3,25%なのでとってもお得になると思います。
オンライン診療Pay
他にもコロナ過でのオンライン診療での支払いに使える「オンライン診療Pay」というのがありました。➡HP
専用システム不要!メールだけで『誰でも』『簡単に』決済が出来るようです。
こちらはとても便利なシステムですね!
マイナンバーカード読取機
最後に、これからマイナンバーカードを保険証として使う場合に使われるであろう「読取機」を少し調べてみました。
複数の会社から供給されるようですが、1年前に動画がアップされていました。↓
本人認証を顔でするのは結構面倒ですね!
絶対に必要となるこの読取機を導入されるタイミングで、キャッシュレスに対応したレジも導入される病院が増えてくれることを祈るばかりです。
高齢者の方々は、現金派の人がまだまだ多いのでどうなっていくのかわかりませんが?