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CAFISとは?
CAFIS(キャフィス)は、英語: Credit And Finance Information Switching system の略で、NTTが開発して、NTTデータが運営する主にクレジットカードを中心とした共同利用型のオンラインシステムである。1984年にサービスを開始した。
クレジットカード会社と加盟店間をオンライン回線で結んで、利用限度額やカードが不正使用されていないか等の有効性のチェックを行う。加盟店はCAFISを通じてCAT(信用照会端末)から利用されたカード会社のホストコンピュータにアクセスしている。
by:ウィキペディアより
<イメージ画像>
出典:NTTデータのCAFIS公式HPより転記
ひらたく言ってしまえば、ほとんどのクレジット決済についてCAFISを経由して手数料を取られるしくみが出来上がっているということとなります。
この高止まりしている既存のCAFISに対抗し、クレジット決済手数料をモバイル端末を使い3.25%前後と安価にしたのが米国発のSquareという会社です。
(JCBは高めで3,95%)
純粋な日本の会社でも同様のモバイル決済サービスが始まって、「Coiny」や「楽天ペイ」、「AirPAY」などがサービスを継続中です。
旧式クレジット決済vsモバイル決済vsQR決済
電子決済で1番普及しているクレジット決済は、国内でも50兆円を超えています。
旧式のクレジット決済は、CAT端末と呼ばれる専用の処理機を購入してCAFISで信用情報をチェックした上で処理されます。
5年ほど前より乱立している「モバイル決済」も同様に信用情報をチェックしていますが、処理端末費用や決済費用が安価な設定となり、今までクレジットカードを使わなかった中小店舗でも普及が進みました。
そのクレジットカードのモバイル決済を処理する端末はこんな感じです。
出典:square公式HPより
クレジットカード非接触IC部を読み取る為、こんな感じに進化中!
出典:Coiny公式HPより
こんな端末もあります。
安価な端末ですが、19,800円前後かかるようです。
モバイル決済はスマホかタブレット+IC付きクレジットカード読み取り機が必要となり、手数料率が3,25%前後とだいたい同じ仕様となっています。
QR決済
中国などで爆発的に普及しているQRコード決済は、この読み取り機が不要です。
手数料もほとんどかからず、余分な設備はいらないということで屋台などでも普及しているようです。
ただ、国内のQR決済の裏にはCAFISなどの信用情報確認するものが潜んでいます。
出典:yahooのプレス発表記事より
つまり、国内でQRコード決済を行う会社は、その所有者がブラックリストに掲載されていないか?チェックしているので、その分手数料を取らないとコストが回収できず、従来同様3%前後はかかるということになってしまいます。
AirPAYなどでは、QR決済でも手数料を取られます。
2018年から本格的に国内でもQR決済が進む兆しがあり、この手数料を3年間無料とするなどを宣言した会社が出てきました。
クレジットカードを持っていない人でもプリペイド式でカードを作れるLINEカードやSoftbank&Yahoo連合のpaypayなどです。
利用する人にも店舗にもメリットがあるQR決済なのですが、ビジネスとしてどう運用費を捻出するのか?が、各社のお手並み拝見という感じかと思います。
個人的には、クレジットカードを10枚近く持っていて、ApplePAYも設定しているのでわざわざアプリを入れQR決済をしようという気にはなれないのですが・・・