こんにちは!電子決済.comです。
日本国内で激化している電子決済サービスですが、まだまだ現金決済の方が慣れている人が多く、普及するまでには相当時間がかかるのでは?と思ってしまいます。
インバウンド旅行者
まず、2016年の統計資料によりますと日本のキャッシュレス比率は、19,8%とドイツに次ぐ低いものです。
※出典:BIS「Statistics on payment, clearing and settlement systems in the CPMI countries」、WorldBank「World Development Indicators」より
政府は、2018年4月キャッシュレスビジョンなる報告書を発表して、今後10年間でキャッシュレス比率を40%にしようとしています。
https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180411001/20180411001-1.pdf
では、日本を訪れる訪日外国人数の推移も見てみます。
JINTOによる統計資料によりますと2018年訪日外国人観光客は31,191,856人と前年比8,7%増えています。
出典:日本政府観光局(JNTO)HPより
2019年に入ってタイ、インドネシア、ベトナムなどの国々から来る方が2桁台で伸びてはいますが、「中国、韓国、台湾、香港」から来る方で73,3%を占めている傾向に大きな変化はありません。
ということで、日本に来る外国人観光客の4人に3人は中国・韓国の方々ということになります。
中華圏から来た方向けの電子決済
当然のことですが中国で普及している「AlipayやWeChat Payや銀嶺カードのUnionPay」に対応するのが一番効果的です。
Alipayに対応するにはいくつかの選択肢があります。
PayPayを使う。➡Alipayの決済手数料0%は2019年9月30日まで(ユーザーが読み取る支払いのみ対象で)
Airレジを使う。➡Airペイの決済手数料はLINEPay,d払いと同じ3,24%
ビジコムのBCPOSを使う。➡決済手数料は不明。
スマレジは、ネットスターズの「スターペイ」と連動して2019年4月10日WeChat Pay、ALIPAY、d払い、PayPay、LINE Pay、楽天ペイに対応したそうです。➡決済手数料3.24%(d払いは4.00%)
WeChatPay対応するならば、coineyが連携しています。決済手数料3,24%
amazonPayならば、2020年末まで月額10万円まで決済手数料率0%
残念ながら韓国で普及している電子決済サービスは、まだ国内では使えないことが多いようです。
Suicaなどと同じプリペイド式のT-moneyカードなどは韓国でしか使えません。サムスンpayなどの電子決済も日本国内で使えることが出来ていません。
免税処理
外国人旅行者に商品を販売するときに、5000円以上の買い物であれば消費税免除する制度があります。
出展:国土交通省HPより
この免税処理をスムーズに行うためのシステムの導入が必要となります。
<一例>
・J-Tax Freeシステム
・免税書類作成システム「ぴっとぱっと」
・免税書類作成アプリ「OneMinute」
・免税書類作成システム「あっと免税」
・免税自動化アプリSmart Detax
お使いのレジとは別に運用できるので便利です。
外国人とのコミュニケーションは?
では、東京都内でたくさんの外国人観光客が訪れている銀座界隈や新宿、秋葉原などの飲食店でいざAlipayやWeChatPay対応された場合ですがスムーズに電子決済が出来るのでしょうか?
中国語が話せる店員さんがいれば問題は少ないと思いますが、日本語しか出来ない店員さんであればスマホの翻訳アプリを使って会話するか?有料の翻訳サービスを使うなどしての対応をするしかないでしょうか?
「飲食店」限定ではありますが、東京都がいきなサービスをしています。
その名は、外国語メニューがある飲食店検索サイトです。↓ ↓ ↓
このサイトにお店を掲載する前に、翻訳したメニューを作成するサイトで無料で作ることが出来ます。
EAT東京 多言語メニュー作成支援ウェブサイト↓ ↓ ↓
http://www.menu-tokyo.jp/menu/
アレルギーなどの食材情報もピクトグラムで伝えることが可能です。
東京都もいきなサービスをしていると感心しました。
電子決済を導入してもしなくても、海外の方向けのメニューが作れるなんてとてもいいサービスです。
旅行者のアンケートによると飲食店での注文に不満があった方々が多いということでした。
多言語対応メニューがあれば、食べたいものを食べて頂くことと食べれないものを区別するのにとても重宝されるのではないでしょうか。
外国の方々とちゃんとコミュニケーションしてお会計する為には「多言語メニュー」必要ですね!