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沖縄モノレールの切符にはQRコードが!Suicaも使える!【2021年5月】

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こんにちは!!電子決済.comです。

はてなさん

沖縄モノレールでは切符にQRコードがついていると聞いたことはあるけれど!

管理人

確かにQRコードが印刷された切符を使っています。ICカード情報も含めて調べてみましょう!

沖縄モノレール

沖縄初のモノレール「ゆいレール」

「ゆいレール」は、「那覇空港駅」から「てだこ浦西駅」までの片道約40分を結ぶモノレールです。 空港内の国内線ターミナルと「那覇空港駅」は連絡通路によって直結しているため、那覇市や浦添市内の主要な観光スポットへの移動手段として観光客にも利用されています。 早朝の6時00分(那覇空港駅発)から最終便23時30分(那覇空港駅発)まで、約8分間隔で運行しており、渋滞とも無縁のため、スムーズに移動が可能です。また、車窓からは美しい那覇・首里の街並みを眺めることができます。

出典:沖縄観光情報WEBサイトより

ということで、2003年8月10日に那覇空港駅⇔首里駅が開業し、2019年10月1日首里駅⇔てだこ浦西駅が開通しました。

路線距離:17.0km 駅数:19駅 ワンマン運転の2両編成で約40分かけて運転しています。

開業以来、順調に乗降客が増えていましたが2020年コロナの影響で観光客が激減してしまい苦戦をしいられています。

切符にQR

自動改札機を使っている鉄道事業者では、通常切符の裏面に磁気を印刷して日付や駅名情報などを読み取るエドモンソン券を使っています。(57.5×30mm)

参考になるサイト➡HP

管理人
管理人
でもゆいレールの切符の裏には磁気が無いです!

↓ ↓ ↓このようにQRコードを読取り部にかざすようです。

以前、自動改札機を販売していたことのある管理人にはピンときましたが、これならコストが安く出来ますね!

一般的なエドモンソン磁気券に対応する自動改札機の場合、

裏面磁気部を読み取るヘッドが必要で、切符を挿入口(8方向可)から出口部へと送るベルト機構、裏返しに挿入されたきっぷを反転させる機構など、多くの可動搬送部があります。
当然券詰まりなども発生するため、調達コストがかさみます。また、メンテナンスコストも高くなってしまいますので、搬送部が無い自動改札機はリーズナブルになるのです。

交通系ICカードが使える!

2014年10月20日より沖縄都市モノレールと主要バス事業者4社(琉球バス交通・沖縄バス・那覇バス・東陽バス)で2015年4月27日より使用できる乗車カード(交通系ICカード)「OKICA」を発行しています。➡OKICA公式HP
2020年10月より一部量販店、飲食店、タクシーなどでOKICAの利用実験をしていましたが、実験で終わっているようで現在は乗車券として使えるだけのようでした。

沖縄モノレール開業時よりつい最近まで、Suicaなど沖縄以外で発行している交通系ICカードは使えませんでした。

しかし、「2020年3月10日」よりSuica他9つの交通系ICカードでの乗降が出来るようになりました。

 

※国土交通省が2017年(平成29年)3月31日に発表した資料にその理由といいますか詳細が書かれていました。➡HP

沖縄モノレールのHPにQ&Aがありましたので参照ください。

要するに、「東京でSuicaを使っていた人」が沖縄に来て、Suicaを使ってモノレールに乗降できるようになった!

けれども、SuicaとIcocaなどのようにフルフルでの相互連携ではなく、SuicaとOKICAは「片利用共通接続システム」であるということのようです。

まとめ

日本国内には、主な交通系ICカードが10種類ありますが、OKICAカードのような地域だけで使えるものもいくつかあります。

愛媛県の伊予鉄グループで使える「い~カード」は、交通系ICカードでありながら「サイバネ規格」という基準に合致しない独自の電子マネーを発行しているので、連携することが出来ないと思います。➡2025年3月から全線で交通系ICカード利用可能になるようです。

独自ICカードを作ったその理由は、「コスト=費用が高い」ということではなかったのではないでしょうか?

 

QRコードをかざして自動改札機を通る実験は、JR東日本の「新宿駅、高輪ゲートウェイ前駅」で実験をしていたそうです。

沖縄モノレールでは、インバウンドによる中国からの旅行客の利便性を考えて、2018年7・8月に中国の決済サービス「Alipay」を改札で読み取る実証実験を実施し、改札機の読み取り速度を検証したこともあるようでした。

今回、沖縄で使える交通系ICカード「OKICA」を調べてみて35万枚程度の発行枚数で交通にもショッピングにも使えてポイントを貯めるしくみが根付くのか?を考えさせられてしまいました。

沖縄モノレールでQRコードを切符に印字して乗降する取り組みは、首都圏など人口が多いエリアでの必要性が叫ばれることが少ないかもしれませんが、
数十万人程度の商圏では、ICカードシステム構築コストと運用コストの壁と利便性の三方を満足させることが出来ないことには、生き残れないのでは?と考えられます。

利便性という点では、沖縄モノレールの自動改札機でSuicaが使えるようになっていることはとっても便利になったと思います。が、ショッピングではまだ使えないようなので今後の展開が気になりますね!

※コロナ渦の影響で観光客が激減している状況が1年以上続き、8分間隔のゆいレール運行を10分間隔にダイヤ改正をしているそうです。早くコロナ過の影響が無くなって沖縄に観光することが出来る状態に戻れることを切に祈りたいと思います。

熊本の衝撃!

2024年6月「熊本県の路線バス5社が交通系ICカードを年内廃止 タッチ決済など導入」を発表し物議を醸しています。➡記事

こちらもご覧ください。↓ ↓ ↓

熊本が全国交通系ICカードから脱落!こんにちは!電子決済.comです。 2024年5月27日付け毎日新聞記事で、更新費用が嵩むことより全国交通系ICカード決済システム...

全国交通系ICカードの設備更新費用が高いので、くまもんカードとクレジットカード、QRコード決済の運用になる模様。

沖縄モノレールから始まったQRコード切符もだんだんと広まっていくものと予想されます。

 

 

【おことわり】

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