こんにちは!電子決済.comです。
日経記事4月4日
KDDIは4日、スマートフォン(スマホ)決済サービス「auペイ」を9日に始めると発表した。楽天やメルカリと店舗網の拡大でそれぞれ提携を決めており、2019年度の早い時期に100万カ所で利用できるようにする。ライバルとの提携をテコに後発ながら巻き返しを狙っており、乱立するスマホ決済の競争は激しくなりそうだ。
「auウォレットを一番身近な財布に進化させたい」と語るKDDIの東海林崇専務(4日午前、東京都港区)
画像の拡大
「auウォレットを一番身近な財布に進化させたい」と語るKDDIの東海林崇専務(4日午前、東京都港区)「auウォレットを一番身近な財布に進化させたい」。KDDIの東海林崇専務は4日、東京都内で開かれたサービス発表会で巻き返しに意欲を示した。利用者はコンビニや飲食店でQRコードをスマートフォン(スマホ)で表示し、店舗のバーコードリーダーなどで読み取れば決済できる。
支払いでポイントをためることができ、ポイントは電子マネー「auウォレット」の残高にチャージし、auウォレットやauペイで利用できる。期間限定のキャンペーンとしてポイントをauペイにチャージすると10%増額するほか、auペイで支払った金額の内、最大で26.5%をポイントで還元する方針だ。
スマホ決済ではソフトバンクとヤフーが出資するPayPay(ペイペイ)などが顧客獲得で先行する。ペイペイは購入額の2割を還元したり、全額キャッシュバックしたりするなどのキャンペーンを展開してきた。
KDDIはメルカリとはスマホ決済の加盟店の開拓で、楽天とは加盟店の相互利用でそれぞれ提携を決めている。将来は楽天の「楽天ペイ」とメルカリの「メルペイ」に対応した店舗でauペイも利用できる。メルペイは135万店で導入が決まっており、楽天ペイは楽天Edyも含めて300万店で利用できる。
ICT総研(東京・千代田)によると、21年度のスマホ決済の利用者は18年度比約3.7倍の1800万人に拡大する見込みだ。同総研の調査ではスマホ決済の中で一番利用者が多いのが楽天ペイだった。KDDIは楽天と組んで利便性を高める狙いで、業界ではメルカリがLINEと提携するなど、ライバル同士が手を組む動きが広がっている。
auペイの特徴
携帯キャリアではd払いのdocomoが先行し、Softbankとヤフーが作ったpaypay追いかけ、KDDIのauが最後にQR決済に参入しました。
3キャリアの中で、auがとった戦略は「じぶん銀行」と「au wallet」を進化させることとしました。
paypayは、ソフトバンクのポイント連動を謳うことはありませんでしたが、auペイは元々あったau walletポイントをベースにaupayに進化させました。
最大26.5%ポイント付与というPRは、良くわかりません・・・
当然、auユーザーでau wallet利用者へのサービスを拡大していく路線です。
※docomoユーザーならd払い、softbankユーザーならpaypayと各社囲い込む路線になります。
ただ、利用店舗についてはau payはパートナー2社と組みました。
スタート時点では、パートナーがあった方が有利かと思われますが、より利便性を上げて発展するためには自力で加盟店開拓を行うなどの努力も必要なのではないでしょうか?
どちらにしても、docomoユーザーやsoftbakユーザーには関係の無い話で、auユーザーに為のサービスがau payになると思います。
docomoのd払いは、ドコモユーザー以外にも広げていく戦略に思えますが、au payもどこかのタイミングでauユーザー以外の会員獲得に動き出すのかもしれません。