こんにちは!!電子決済.comです。
クレジットカード番号
カード番号の桁数は、カード会社によって異なりVISA、Mastercard、JCBは16桁表記、American Expressは15桁、Diners Clubは14桁です。
番号の数字や有効期限、氏名が凹凸になっていたのは、昭和の時代にオフラインだった頃インプリンターにクレジットカードを置いてカーボン紙で番号情報を得るためでした。
電話回線やインターネット回線でブラック情報照会(オーソリ)が出来るようになってからは、カード番号に凹凸をつける必要性が無くなりJCBなど一部のカードで番号がのっぺらぼうなエンボスレスになっていました。
三井住友カードでは2020年3月からナンバーレスのコンタクトレスカードを発行していました。が、裏面にはカード番号などが入っていました。
2021年2月1日からは、裏面にもカード番号・有効期限・セキュリティコード(以下:カード情報)の表記をなくした「ナンバーレスカード(以下:NL)」の発行を開始し、
Visaタッチが可能なコンタクトレスマーク(リップルマークと言うそうです)のあるカードとして生まれ変わり、カード情報はVpassアプリから確認する進化したカードへと刷新されました。
出典:画像は公式HPより
国内のクレジットカード状況
日本クレジット協会のデータによると、国内のクレジットカード発行枚数は2019年末2億8,394万枚だそうです。カード保有者の方は平均約3枚持っているそうです。
2019年の取扱高は、73兆4,311億円と国内消費の1割以上
2018年の取扱高57,1兆円の明細が経済産業省よる発表されています。
(2018年の家計最終消費支出は約292兆円なので19.5%を占めます。)
※当社とはクレディ―セゾン。三井住友フィナンシャルグループの数値は三井住友カードにセディナを加えた数字。三菱UFJフィナンシャルグループが三菱UFJニコス等。
実質国内発行枚数No.1カードは楽天カードになります。
※電子マネー決済額はカード・タイプの決済を含めると2018年に約6兆円市場なのでクレジットカード市場57.1兆円の約1/10なんですが、発行されている電子マネーカード枚数は交通系で約1,7億枚、流通系で2.7億枚と多いです。
コンタクトレスとは?
コンタクトレス決済とは、ウィキペディアの説明では、「EMVコンタクトレス決済」という世界標準のものと説明しています。↓ ↓ ↓
EMVコンタクトレス決済
コンタクトレス決済のシンボル
NFCかつEMVに準拠する非接触決済は、「コンタクトレス決済」(ContactlessPayment)」と呼ばれ、世界標準として各国で普及が進んでいる。
なお日本ではこれを「タッチ決済」と呼ぶことも多い。American Express Contactless (American Express)
Mastercard Contactless (Mastercard)
JCB Contactless (ジェーシービー)
ダイナースクラブ コンタクトレス (三井住友トラストクラブ)
Visaのタッチ決済 (Visa)
普及している国では、クレジットカード対面決済の大半は、このコンタクトレス決済で行われている。オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、ロシア、ポーランド、チェコ、ハンガリー、スロベニア、ルーマニア、ジョージア、ギリシャ、スペイン、ほか
また世界の都市の公共交通機関で、このコンタクトレス決済による乗車が普及を始めている。ロンドン、シンガポール、ニューヨーク、台北、シドニー、バンクーバー、ブリュッセル、ストックホルム、ほか
詳しく説明すると長くなってしまうので、簡単にイメージ図で描いてみました。
交通系ICカードで使っている「Sonyが開発した非接触チップFelica(TypeC)」が世界標準とはならず、
三井住友カードは、TypeA,B陣営のNFCかつEMVに準拠するVISAタッチを標準搭載したクレジットカードを発行しました。
TyapeAとかCとかNFCなど言葉の意味がわからず難しいですが、世界標準はFELICAではなくEMVコンタクトレスです・・・
管理人が持っている三井住友カードの有効期限が過ぎる頃、このEMVコンタクトレスに準拠したVISAタッチが入ったナンバーレスカードになる予定なんですが!
使う側の消費者として「交通系のICカードに搭載されるFELICA」と「VISAタッチ」って何が違う」のでしょうか?
非接触ICチップ技術が違うので、読取装置が違い反応が少し違う!くらいしかわからないですね!
大阪の南海電鉄でなんと実証実験しているようでした。↓ ↓ ↓
単純に言ってしまえば、少し反応が遅い!というレベルですよね。
とにかく、世界標準のEMVコンタクトレス決済は、VISAタッチ以外にMastercard®コンタクトレスも世界中でじわじわ増えてきているようなのでインバウンド外国時向けには魅力的です。(コロナ過が終わって外国人観光客が増えてきた場合)
国内では、JCBコンタクトレスも増えつつあるようです。
指輪にVISAタッチ「EVERING」
クレジットカードに埋め込むVISAタッチというイメージをまったく違う世界にしてくれそうなのが、指輪となった「EVERING」です。17種類あるそうですが税込み19,800円だそうです。
➡公式HP
先行予約販売を2021年5月17日に行っていましたが、3000個がすぐに完売したようです。
興味のある方は6月以降下記ショップで実物が見れると思います。
まとめ
三井住友カードでは、昨年3月から順次ナンバーレス(NL)カードを発行しています。
VISAタッチという世界標準のEMVコンタクトレスというICチップを組み込むものなので、そのカード決済をする為にマルチ端末「strera terminal」を作ったのではないでしょうか?
過去の記事は↓ ↓ ↓
クレジットカード決済で「磁気ストライプ」を読む方式はほぼほぼなくなってきてはいます。
12×11mm程度の金色の接触型ICチップを読む方式が一般的となっていますが、VISAタッチは非接触型なのでかざして決済をします。
加盟店説明用の動画がYouTubeにありました。↓ ↓ ↓
交通系のSuicaなどがマチナカで普及するために必要だったのが、カードを読み取る読み取り機の普及でした。
今後、ナンバーレスでVISAタッチが入っている三井住友カードが使えるお店が増えていくには、VISAタッチ対応の読み取り機の普及を進めていくことにかかっているのではないでしょうか?(Visaのタッチ決済は、コンタクトレス(NFC)リーダーを備える決済端末を備えるVisa加盟店でしか利用出来ません。)
そう考えますと、三井住友カードでVISAタッチのキャンペーンを頻繁に行っている理由が理解出来ますね!
※楽天ペイやAirPayの読み取り機は、英国製品を使っているためなのかVISA、Masterのタッチ決済に対応しているようです。
➡VISAタッチ公式HPで使えるお店をご確認ください。